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小学校教師たけゾーのブログ

google meetでのオンライン授業 体験談①

 

私のオンライン授業の体験

 昨年度(2020年)は、私の学校ではコロナウィルスによる一斉休校が3か月間も続きました。その最初の2か月間は、紙の教材を準備し、それをクラス分封筒に入れ、各家庭にポスティングして、クラスの児童に自宅学習をしてもらうという流れでした。しかし、最後の1か月は。何とかオンライン授業に踏み切り、googlemeetを使って、オンライン上で児童と双方向のやり取りで学習を進めていきました。私の勤務校は公立小学校ですが、

公立小学校でオンライン授業に踏み切った学校は、かなりすくないようです。

オンライン授業を行う上で起こる数々の批判

 オンライン授業を小学校で行うにあたり、数々の課題に直面し、数々の批判や反対意見も出ました。それらを少し、紹介していきます。

①子どもたち家庭のICTや通信環境について

 まず出たのが、児童の過程にパソコンやタブレットが無い、通信環境が整っていないということでした。これに関しては、私の自治体では、タブレットの貸し出し、wifiルータの貸し出しを行うことで何とか乗り切りました。そのためにも、早くから保護者にアンケートで家の通信環境について聞いていたこともありました。ただ、貸し出せるものが少なかったのもあり、タブレットwifiを貸し出す家庭にもこそっと貸していました。

 しかし、アンケートをとって分かったことですが、ほとんどの家にwifiはありました。オンライン授業は、パソコンが無っても、親のスマホから参加してくれている子もいました。(まぁ画面は小さくて見にくいでしょうが。)けど、スマホから参加してくれた子についても、こちらから、顔色が分かったこともあり、教師としての安心材料としてなりました。

 1回目のオンライン授業は参加者30人中16人でしたが、最終回では27人まで増えました。30人全員とまではいかなかったですが、保護者も子どもも長い休校期間の中、オンライン授業は必要だったんでしょうね。

 

②保護者が仕事で子どものオンライン授業の補助ができない

 オンライン授業でのパソコン機器の操作、何かと保護者としても心配をしていることだと思います。親としても、やったことないことなので、どれくらい補助しないといけないかとかもわかりません。また、仕事に出かけないといけない親も多く、子どもだけでオンライン授業は受けれません、うちの子だけ勉強が遅れるという批判もいただきました。

 私はこれに関しては、小学校4年生以上なら、やり方さえ覚えていたら、子どもが自分で準備し、自分で参加することもできるのではないかと感じました。ただ、去年厄介だったのが、子どもが使う端末がみんなバラバラだったことです。オンライン授業中は、学校への電話が鳴りやみませんでした。内容はほとんど、「どうやって参加するんですか?」という内容です。電話で説明しましたが、ipad使っている人、ウィンドウズパソコン使っている人、スマホから参加しようとしている人、それぞれ参加の仕方が違い、なかなかこちらもうまく説明できませんでした。しかし、ほとんどの子どもに同じ端末を配布している今では、もう少しオンライン授業がやりやすいのではないでしょうか。いざというときのため、googlemeetやzoomの参加の仕方を、子どもたちに今のうちに指導をしておくこともできますので、それをやっておくのもひとつの手です。

 

③教員がそもそもgooglemeetが使いこなせない

 一番大きな問題はここかもしれません。我々、しっかりとした研修を受けていません。学校には必ずICTが苦手な先生がいます。でも逆に、ICTが得意な先生もいます。

 我々の学校がどうやって乗り切ったかというと、

教員同士の助け合いで、この課題はクリアすることができました。

 やっぱり、学校現場で一番大切なのは、学校の協力体制です。しかも、学年での協力だけではなく、学年を超えての協力もしっかりとありました。学校全体が助け合ってやったからこそ、私の学校はオンライン授業を実施することができたと思います。

 特にICT担当の先生の動きは素晴らしかったです。常に電話の前に待ち構え、保護者の相談に乗りながら、スマホでほかのクラスのgoogleclassroomをチェックするなど、してくれていました。その他でもICT得意な先生を中心に、自分の学年ではなくてもオンライン授業の補助を自主的に行ってくれていました。オンライン授業には、通信環境のトラブルがつきものです。一人で授業を行うのではなく、だれかがついてくれていると、本当に心強いです

 

双方向のオンライン授業を進めるにあたって

 今回体験談を書いたように、オンライン授業を進めるうえで、いろんな批判を受けることもあります。しかし、3か月の休校期間では、ほとんどの親は、「オンライン授業をしてくれて、ありがたかった」と思ってくれていたように思います。

 今第4波が広がっていて、私の自治体でも、またいつオンライン授業の話が出てくるかわかりません。そうならないことを願っていますが。

 けど、はっきり言うと、「1時間目から6時間目までmeetでオンライン授業は無理」だということです。私も1日1時間という形でやっていて、他の時間は、教材準備やほかのクラスのオンライン授業の補助に回っていました。オンライン授業の教材準備は大変です。何しろ子どもは家で受けるわけですから、その後ろには保護者もいます。参観授業と一緒です、下手な授業はできませんね笑。

 

オンライン授業はしなくても、先生がgooglemeetを使えることは大切!

 私の予想ですが、これから先、オンライン授業をする公立小学校はほとんど無いと思います。ですが、先生がgooglemeetを使いこなせるようになることは、大切だと思います。これができると、教育の幅が広がります。

 googlemeetを使えると、例えば、不登校の子の支援ができるかもしれません。学校には顔を出せないという子を担任持った時に、リモートなら・・・という場合もあると思います。また、子どもがもしコロナになった、もしくは濃厚接触者になった場合、この場合少なくとも子どもは2週間も休んでしまいます。また、子どもが入院した時も、googlemeetを通じて、子どもとコミュニケーションが取れます。長期間休んだりした子どもの不安をとってあげるためのツールとしては、最適だと考えられます。

 また、私は、googlemeetを使って、学級ではなく、学年集会や隣のクラスとの合同授業もやっています。例えば、先日1・2組合同で外国語活動の授業をgooglemeetを使ってやってみましたが、これがかなり評判良かったです。オンライン授業はしなくても、googlemeetを活用できる場面はたくさんあるので、ぜひ使ってみてください。

 

 

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